ウラノメトリア第2巻α版

 今日の午前中は、ちかこ先生のレッスン。
 音楽を深く深く理解しようとと志しているレスナー
 彼女がレッスンしている中にはポップスにしか興味を示さない生徒もいたのだけれど、最近はツェルニーに目覚めて、すっかりハマっているという話を聞かせていただいた。彼女の音楽がどれだけ凄みを増してきたかが窺えるようなエピソードだ。私もウカウカしていられない。
 日本中(ひょっとしたら)世界中のどのくらいのピアノレスナーツェルニーの美しさに気づいているだろうか。ツェルニー100番や30番、40番は上達のための「税金」あるいは「必要悪」などと思っている人もいるかも知れない。
 作曲工房ではバイエルの奇跡的な美しさは常識であって話題にさえならない。バイエルが理解できないようでは、以後の全ての曲を棒弾きしてしまうことが確実だからである。だが、バイエル攻撃サイトを読んでも、誰もそれを笑ったりはしない。自分たちも歩んできた道だからである。
 さて、今日はウラノメトリア第2巻に新たに加わった曲を中心に聴いていただいた。早く欲しいと言ってくださった。それだけで、とても励みになった。バイエルやツェルニー、ル・クーペに勝るとも劣らぬレベルで(すでに無理か?)一刻も早く完成させようと思った。

 現在、ウラノメトリア第2巻α番(α版というのは「メソード」を指し、β版は、それを補完する曲集)は、残すところ数曲(あるいは記事数編)まで来ている。デバッグはもちろん、ゲーム作りにおけるゲームバランス調整のような作業が横たわっているものの、どうすればよいかという見通しが立っているので楽観的な気分でいる。今日も、これからの作業内容が手に取るように見えているので進捗することだろう。報告は、また夜に。

21時20分

 夕方から部屋の整理を始めたせいで、ウラノメトリアの作業が中断したままになっている。物も情報も整理しないと自分自身が整理できないのは分かるが、逆に混乱してきてしまった。
 今夜の残りの時間は、ウラノメトリアのアイディアを忘れないうちに元の作業に戻らなければ。