12月11日(木)・12日(金)

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 10日(水)は寝つけなくて就寝が朝方になってしまった。寝つけないのなら作曲でもできればよいのだが、意識はボーッとしていて集中できるものではない。何度かベッドから起き出してぼんやりと未視聴のテレビ録画を消化したりしていたら、朝になってしまったという次第。というわけで、11日は大した仕事もできずに時間を無駄にしてしまった。
 今日(12日)はピアノ技術者の中山さんから「半農半Xという生き方」という著書を紹介していただいた。著者は塩見直紀さん。早速本を手に入れて読んでみたいと思った。
 農業はもっともデリケートな職業のひとつで、源流まで遡るならば弥生時代から培われ、受け継がれてきたセンスと技術の上に成り立っている。だから都会育ちの人間が簡単に帰農できるとは思っていないが、実にうらやましい生き方だと思う。
 
 「性同一性障害」(吉永みち子著)集英社新書をほぼ読了。
 “ほぼ”がつくのは、充分理解するに至らなかったと思われため。「性同一性障害」という訳語すら、いまだ全ての人の賛同を得ているわけではなく、その概念は複雑で奥深い。ニュースや新聞記事からだけでは、この問題の概要すら知ることはできないだろう。ジェンダーとは何かという問題には、もう答えられなくなってしまった。終盤には、男性でも女性でもない人(あるいは男性でも女性でもある人)が、なぜ男や女のどちらかにならなければならないのか?という問いかけも現れる。しばらく自問自答の日々となることだろう。