3月6日(金)

18900

 農文協(社団法人 農産漁村文化協会)の「おもしろふしぎ 日本の伝統食材10 海そう おいしく食べる知恵」が面白い。ちょうど、今日レッスンにやってきた自校給食方式の小学生たちに聞いたところ、給食には「ワカメごはん」や「海藻サラダ」が出て、それらは人気メニューだということだった。数多い海藻料理は日本が世界に誇ってよい食文化だろう。この伝統を絶やしてはならない。
 スキーをしない両親に育てられた子どもは、子ども時代にスキーに行く経験はしないものだった。しかし、学校でのスキー教室が広く行われるようになって、我が家の子どもたちでさえ最低1回はスキーを体験することができた。それと同じように、母親が海藻料理をしなければ子どもたちは日本の海藻文化を知らずに育つ可能性が高い。
 学校は、実にいろいろな体験をさせてくれるところだ。勉強、運動は当然のことながら、校外学習、体験学習、季節の伝統行事、学校行事、学習発表会におけるプレゼンテーション経験、その他、実に多彩だ。勉強、運動、食事、伝統の継承、学期ごとの明確な区切りなどは、人が健康に生きるためのバランス感覚を育てている側面もあることだろう。作曲家は不健康になりがちだ。
 今日は、給食のことを聞いた子どもたちとは別の小学校の学習発表会に行って来たが、プレゼンテーションがハイテク化していて驚いた。昔は模造紙にフェルトペンでもぞもぞと書いたり、写真を貼ったりしたものだが、今はホワイトボードのようなスクリーンに用意した画像をクリアに投影することができる。小学校4年生の学習発表会なのに、飽きずに楽しめた。