5月8日(金)

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 朝からセコムの工事なので、ぼんやりした頭のまま起床。今日こそ早く寝る、と朝から誓う。
 工事が始まって、余裕ができてから録画確認のためにテレビをONにすると、そこに映った浅野温子さん扮するお話のお姉さんに目を奪われる。番組名は「おはなしのくに」。椋鳩十作の「母グマ子グマ」。
 私が子どもの頃の教育テレビは実に平板な印象の番組が多かったが、今は才能あふれる人々が全力で番組を作っている印象がある。浅野温子さんがプロの女優であることを、猟犬や猟師と対峙する母グマを演じる時の気迫から感じた。なぜ録画しなかったのだろうと悔やまれるが、凍りついて動けなかったというのが本当のところ。すぐれた演奏家の音を間近で聴いた時とよく似ている。一気にファンになった。というか、彼女をまるで理解していなかったことにびっくりした。私の目は節穴だった。
 午後になってセキュリティ工事終了。機器類の説明を受けて、その使いやすさときめ細かい配慮に、過去から今までのホームセキュリティの歴史の厚みを感じた。警備を行わない「在宅」モードでも火災警報や緊急通報(複数カ所から通報可能)は生きており、在宅中でも建物の区画を指定して侵入警報を自動発信することのできる「部分在宅(?)」モード、就寝時の「在宅セコム」モード、さらに帰宅者待機モードなどもある。外出するときには「おでかけセコム」モードがあり、家族全員が持つ個別のライフキーで操作する。セキュリティ機器類に詳しい泥棒による操作を防ぐために暗証番号を打ち込まないとコントローラを操作できない。
 玄関ドアを開くたびに警戒音が鳴るようにセットしてあるので、人の出入りの時は店舗のようだ。
 今日はメールがたくさん着信した(決して嫌ではない、むしろ嬉しい)。「なんだか短いメールが戻ってきた」と感じた方、それはメール着信が集中していた時かも知れません。お許しを。
 明日はレッスンが続くので早く寝たいのだが、こういう日に限ってインスピレーションの予感が・・。