5月12日(火)

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 午前中のレッスンがキャンセルとなったので、急遽、明日に予定していた父の定期通院を繰り上げて今日に。診察終了後、図書館に行きたいということだったのでクルマを向ける。
 来月、歴史の会で2時間ほど塙保己一について講演するという。今日は、そのための資料さがし。塙保己一といえば「群書類従」だが、図書館で実際にその蔵書を目の当たりにすると、その量に圧倒される。群書類従は館外への貸し出しが許可されていないので、図書館内で閲覧するしかない。
 オリジナルの群書類従は木版刷りで、正編1270種530巻666冊からなる。続群書類従は、1000巻、1185冊という膨大なものだ。
 版木は今でも大切に保存されており、社団法人「温故学会」では所蔵版木を公開もしている。この版木が20文字×20行の400字詰であったことから、日本の原稿用紙の原型となったらしことも下記HPに記されている。

温故学会HP
http://www.onkogakkai.com/index.htm

 ウェブで調べると、図書館にある群書類従の出版には大変な苦労があったようだ。大正11年に創業された続群書類従完成会が2006年に破産し、現在は八木書店が事業を受け継いで出版を続けているらしい。