7月18日(土)

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 今日は分刻みのスケジュール。先ほど今週最後のレッスンが終わった。
 リリアで行われたS先生出演のコンサートは非常に興味深いものだった。松山に出かけたおちゃめさんが行けないので、“たまりん”さんと一緒。第1部の途中から入場したら、客席はほぼ満席。ポツリポツリと空いている空席を見つけて座席確保。プログラムも演奏もハイレベル。満席なのも頷ける。強いて問題点を挙げるならば、演奏することと曲を正しく理解することは別問題であるということ。もっとも、これはプロの演奏でも同じことだ。S先生は、決して身贔屓ではなく今日のトップのひとり。トリをとった方も素晴らしかったが、そもそもドビュッシー前奏曲集第2巻(「12の練習曲」も同様)の解釈は非常に難しく、いまだかつて納得できる演奏に出会っていない。ぜひとも真の解釈に到達して欲しいものだ。オリンピックの金メダリストにもコーチがいるように、彼女たち一人ひとりにもそのような存在が必要だ。もちろん、全てのピアノレスナーの担う役割は同じだ。全ては耳を育て、判断の基準を持てるようにすること。
 明日はカミさんを奥多摩の美術館で開かれている犬塚勉展まで連れていくことに。どこかで読んだ展開だ。「音の絵日記」ではなかったか。
 おいおい、ちょっと待て。2日前までバテてひっくり返っていたんだぞ。少しでも早く寝て(これが難しい)体力の確保を図らないと危なっかしくて仕方ない。