8月16日(日)

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 身体はボロボロなのに、インスピレーションは容赦なくやってくる。
 インスピレーションが降ってくると、眠いとか疲れているとか、はたまたやる気がないとか、そんなことは関係なくなってしまうところが凄い。バルトーク白血病重篤化してからもオケコンやヴィオラ協奏曲を書き続けたが、強い意志だけではなく、インスピレーションに背中を押されたのに違いない。
 インスピレーションの正体は “本当のこと” であって、それ以下のアイディアはインスピレーションと呼べない。なぜ “本当のこと” かと言うと、楽譜に書き留めると、まさにそれこそが書きたかった曲になっているからだ。ニセのアイディアは曲として完成しない。
 今日こそ早く眠らないと身体に悪そうな気がするが、どうなるかは神のみぞ知るというところだ。
 そう言えば今日は夕食当番だった。調べものをする父親を図書館に送って、その間にスーパーで買い物を済ませ、再び図書館で父を拾い、帰宅。すると、母親から「今夜、鶏の唐揚げだけど食べる?」。私も鶏肉を買って帰ってきたのだ。見事にバッティング。でも「うわあ、助かる〜」。明日も鳥肉料理だ。