9月21日(月)

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 11時過ぎ、作曲工房美術監督の “うしお” さん来宅(ウラノメトリア奥付参照)。ウラノメトリア第3巻ガンマの表紙を依頼、打ち合わせ。表紙色について、いまだ調整中。

 第1案 第1巻→薄青 第2巻→薄緑・・・というようにナンバーごとに色を変える。
 第2案 アルファ→薄青 ベータ→薄緑・・というように巻種別に色を変える。
 第3案 全巻変えてグラデーションにする。

「あたしは巻ごとに変えたほうがいいと思うけど、とむさんは栗本薫みたいに巻数がどんどん増えていくからカラーが決められないよね〜」
「ごめん」

 というわけで第2案が有力(まだ分からない)。
 今日は、昨日に引き続き神奈川のAさんが2日間連続レッスン。今まで習ってきたこと(誰かの考え)と、目の前にある音楽(事実)との齟齬について、2日間でかなり理解が進んだと思う。より事実に近づくことができた者がアドヴァンテージを得る。
 私のレッスンを受けたことがない人に、ちょっとだけ忠告。レッスンにおいでになっても私からは何も習えません。そのかわり皆さんは、ご自分で事実から学ぶことになるでしょう。目の前に事実はゴロゴロしているのになかなか見えにくい。私はそこに光を当てるだけです。裏返して言えば、そこからは無限に学ぶことができます。不思議なことに、ちょっとしたヒントで今まで聴こえてこなかったことが急に聴こえたりします。もちろん幻聴ではありません。本当の音です。言葉の何千倍も、あなたの寿命の限り学べることでしょう。

 さて、わが家には「新型インフルエンザ対策指針」が策定されている。金曜日に娘の “たろ” が「だるい」というので要観察第1号に指定された。まずは隔離。ドアをでてすぐにトイレがあるので、トイレ以外は部屋を出てはならない。必要なものは全て携帯でやりとりして届ける。ドアの前に置いて、少したってからドアを開けて受け取る方式。1日たっても発熱も見られなかったので翌日隔離解除。そして、今朝「風邪ひいたかも」という申し出で、長男の風太郎が要観察第2号に指定され、隔離。
 夜になって発熱が確認されたので、すぐに近所の総合病院の救急対応窓口に連絡、インフル検査を受けることに。私と風太郎は前もって備蓄してあったN95規格のマスクを着用。クルマでは対角線上になるように乗車、左後ろの窓をわずかにあけて外気導入モードでブロア、彼の呼気がすぐに排出されるように配慮して出発。
 彼を病院に送り届けて一旦帰宅。帰宅すると、カミさんの指示に従って、私は家の中の一切に触れることなく手洗いを終え、通常モードに復帰。ロボコン世界大会の番組が終わる頃、風太郎から「陰性」との連絡が入る。家族みんなホッとするが、まだ安心はできない。病院に出向いたことによってインフルをもらってくる可能性も否定できないからだ。クルマで再度迎えに行く。検査結果は100パーセント信頼できるものではないので、タミフルが処方された。わが家でも隔離措置を継続。
 高齢者2人を抱えているための「新型インフルエンザ対策指針」だが、今回ちょうどよい訓練となった。今回の最大の収穫は、母(祖母)の行動だった。子どもたち(といってもほぼ成人だが)の部屋に行かないように伝えておいたのに、母が「たろちゃん、大丈夫?」と心配して彼女の部屋まで行ってしまったことだ。年寄り2人への感染を防ぐための指針なのに、本人がもっとも危険な行動をとってしまった。孫の心配をすることが祖父祖母の役割であると固く信じているようだった。現段階では認知症の気配は全くない2人なので、きちんと話し合えば理解してくれるとは思うが、心配になると反射的に子どもたちの部屋に足が向いてしまう可能性があるので新たな対策が必要。

 最後にロボコン世界大会について。
 全力を尽くす姿には、毎年感動させられる。それにしても毎回思うことは技術よりも信頼性。惑星探査も同じだ。今回は、特に感動的だったのでDVDに焼いて保存しようかとも思う。今深夜は「プロフェッショナル」の井上雄彦の回の再放送。最後のところを観ていないので忘れないようにしなければ。