11月26日（木）ウラノメトリア第3巻 ガンマ 刊行

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　今日午後、ウラノメトリア第3巻ガンマの印刷・製本が仕上がってきた。
　すぐにおちゃめさんの力をお借りして、原稿ミスのチェック。発見できた修正必要な誤りは2カ所。これなら、すぐにウラノメトリア・ストアに出せる。
　一番気になっていたのは表紙の色。ウラノメトリアは原色、もしくは強い色は使わない方針なので、美術監督の“うしお”さんが苦労してくれている。「ジュリア」というバラの色をイメージしたそうなのだけれど、印刷工場まで行って色合わせをしてもなかなかそのようにはならない。が、しかしでき上がってみれば素敵な感じ。
　ここで、刊行済み、あるいは編集が進んでおり変更がないものに限って、ウラノメトリアの構成をおさらいしておく。

＞第1巻（頒布中）　打鍵とペリオーデのためのメソード。全46曲がどれも明確なペリオーデに基づいて作曲されており、学ぶ側も教える側もどこまでも音楽的完成を追求できるはず。1曲を除いて連弾メソード。技術的にはバイエル上巻程度ですが、一生使えます。

＞第2巻アルファ（頒布中）　第1巻に続くメソード。技術的にはバイエル後半からツェルニー100番の始めくらい。ピアノテクニックはもちろん、ピアノのハードウェアのこと、打鍵のこと、音律のこと、楽典などピアノを学ぶ上で欠かせない情報と独奏練習曲を主とした内容。学ぶ人のみならず、それらを知る機会に恵まれなかったピアノレスナーに役立つようにというのが編集方針。どのページを開いても知りたかったことが記されているというメソードを目指したもの。逆に「子どもウラノメトリア第2巻アルファ」の要望があるので、現在追加エチュードを作曲中。

＞第2巻ベータ（在庫切れ。重版はかなり後になりそう。必要な曲はプリントアウトして注文に応えます）　アルファがテキスト（文字）情報の量によってエチュードが少なくなってしまったので、それを補完する目的の練習曲集。もちろん発表会曲集としても使える内容。

＞第3巻アルファ（編集中）　第2巻アルファに続く硬派メソード。ピアノテクニックでは、第2巻がロールンクについて述べたのに対し第3巻はシュッテルンクがメイン。後発優先原則など、読譜時に誤読を防ぐための情報も。エチュードの演奏技術はブルクミュラー25番、あるいはラジリテ程度。

＞第3巻ベータ（編集中）　第2巻アルファを補完する練習曲集。生徒も先生も、みんなにハマってもらいたい曲集。

＞第3巻ガンマ（本日刊行）　連弾曲集。ウラノメトリア傑作集をという志で選曲、編集。発表会で弾いたらスター間違いなし、という曲で埋め尽くす意気込みで書いた（つもりです）。

以下、続刊。