12月11日（金）

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　午前中のレッスンを終えて、昼過ぎに母親に頼まれてイトーヨーカ堂に行った。
　安いばかりか、生活関連商品は大幅なキャッシュバックを実施していて、非常に心配になった。これでは体力勝負そのものであり、大規模店以外は生き残れない。日本には数多くの自営業者が生計を立てられるだけの経済力があったはずだが、今は小売り業の個人事業主は非常に厳しい状況だろう。
　クラシック系の作曲家は常に厳しい状況であるし、好き好んでこの仕事をやっているわけだから貧乏で当然なのだが、真っ当な仕事をしている人ががんばっても収入を得られない社会は間違っている。何が間違っているのかといえば、それは海外をあてにすることだろう。工業製品を輸出して食料を輸入するなどというビジネスモデルに永続性があるとは思えない。国内消費分の食料生産をするだけでも大変な経済規模となることだろう。農業の拡大は人口の都市集中をも是正する力があるはずだ。問題は新たに就農しようという人たちのための道筋が国によって示されていないことだ。いくつかの地方自治体は就農支援をしているが、まず、政府がきちんとした方策を示すべきだろう。
　穀物の国際的な相場暴騰が、これからわずか数年のうちに起こらないとも限らない。いくら金を積んでも食料が手に入らないという事態もあり得るのだ。
　
　今日の夕方、いきなり大型のインスピレーションがやってきて、ウラノメトリア３アルファの終曲がアウトラインができ上がった。タイトルは「初めてのソナタ」。ウラノメトリアの人気曲になることだろう。というわけで、今夜はずっとかかりきりだった。この後も作業続行。
　休憩おわり。