12月12日(土)ウラノメトリア3アルファ 初めてのピアノソナタ

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 昨日、書き始めた「初めてのピアノソナタ」を今日の午後11時頃に書き上げた。「初めての」は「初めて弾く」という意味。本当は第2巻αの終曲が「初めてのソナチネ(連弾)」だったのだが、ページ数オーバーで3ガンマに「一楽章のソナチネ」として収録されてしまった。1巻の終曲が「初めてのステージ」だったから一貫性が保てればよかったのだが、うまくいかなかった。
 ソナタ形式、5ページの曲を1日で書くことがスピード新記録というわけではないが、最近ではかなり速い。昨日は明け方まで書き続け、今日もレッスン以外の時間の多くを費やした。書いている時はいつでも傑作を書いている気分になっているが、今回は特にワクワクして気持ちが良かった。ウラノメトリアのプロジェクトマネージメントのリストによると第3巻アルファの第119番となるが、例によってページ数をオーバーしてしまったので3アルファのどれか1曲がベータに移動して第118番となることも考えられる。
 第3巻アルファは来年1月に刊行予定だが(まだ3ガンマが売れ残っていて印刷・製本費が回収できていないので遅れる可能性が高い)、版下制作はむしろ早まるかも知れないくらいの勢いで作業が進んでいる。もし、第3巻アルファをお買い上げいただくことがあったならば、この終曲から弾いていただきたいものだ。
 定期便にも書いたが、来年(2010)4月24日にオペラシティの近江楽堂で行われる語りの会で私の曲が使われることになった。「星座のアルバム」からではないかと思われるが、ソプラノとハープなので近江楽堂の残響豊かな空間では幻想的に響くことだろう。今から楽しみ。
 明日は、下蕨公民館で蕨市在住の4人のクラシック演奏家によるコンサートがあり、そこで私の「フルートとピアノのためのアリア」(1976)が演奏される。原曲はB Durだが明日はバロック風のG Durバージョン。大学2年の3月に書き上げたから作曲から33年以上たっている。どのように聴こえるだろうか。
 フルートは前田有文子さん。武蔵野音大卒業後、コンセルヴァトアール(パリ市立音楽院)を審査員満場一致の一等賞を得て卒業というプロフィール。非常に楽しみ。会場が狭く整理券がないと入れないので、突然やってきても聴けませんから念のため。
 昨日ほとんど寝ていないし、明日も早朝から用事があるので今日こそ早く寝ることにする。(しかし、頭の中を「初めてのソナタ」がグルグルしていて眠れそうにない、困った)