3月17日(水)

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 午前中にはインスピレーションがやってきてウラノメトリアの一部がかなり洗練された。しかし、午後からは低調になって、よいアイディアに恵まれなかった。
 夜のレッスンで、カナコちゃん(大1)とショパンの“易しさ”について話す。「うまく弾けないけど、易しく弾けるように書かれていることはよく分かる」というようなこと。それが分かるということは、鍵盤の構造と手指の機能の擦り合わせについて理解が進んでいるということだ。カナコちゃんはウラノメトリアの成立過程をずっと体験してきたので、ウラノメトリアにはそのような効果があるのかも知れない。そもそも、彼女にはピアニスティックな曲しか与えていない。幻想即興曲ショパンエチュードは考え得る限りもっとも自然で易しく書かれている。ピアニスティックとは何かということが理解できれば、それらの曲へのアプローチは難しくない。ウラノメトリア5巻あたりから、そういう曲を並べていかなければならない。
 レッスン終了後も作業は低調。気分転換のためにリビングに降りてお茶を飲みながらNHKの「熱血オヤジバトル」を見ていたら“かっぱえびせん紀州梅”を一袋食べてしまった。明日は塩分を控えよう。
「オヤジバトル」は平均年齢40歳以上のアマチュアバンドに出場資格が与えられる。オヤジバンドとしてひとくくりにできないような様々なバンドが登場。今日は中国・四国予選。優勝した鳥取県代表のESHIKOという総勢14名のファンクバンドは聴衆を楽しませるに充分なレベルの高さを持っており、全国大会が楽しみだ。彼らだって私のライバルだ。音楽を残す力となるのは心から共鳴する聴衆であることは間違いない。時代の波を乗り越えた生き残ったほうが勝ちとなる。
 明日はウラノメトリア編集会議。午前中のインスピレーションを披露できる。