3月19日(金)

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 昨夜の就寝は未明5時だったので、今朝の朝食時には胃が動いておらず、両親の朝食の世話だけした。母の食事にはとても時間がかかる。今までの人生で、こんなにゆったりと両親と過ごしたことはなかった。昼食は、“たろ”が母と長くゆったりとした時を過ごし、夕食はカミさんがそのように過ごす。
 家族全員が、あっという間にこの生活に馴染んでしまった。なかなかよい感じだ。

 今日、今年の作曲工房大学受験組の進学先がおおよそ判明した。おもて玄関組は国公立では、北海道大学獣医学部大阪大学工学部応用化学科。私立では、武蔵大学人文学部、それから今は通っていないもののSちゃんが立教大学。作曲工房裏口組は国公立全滅。私立は武蔵野美術大学デザイン情報科(通称“デザジ”)、多摩美術大学グラフィックデザイン科(通称“タマグラ”)、肝心の“たろ”は2浪目突入。全員、よく頑張ったと思う。
 おもて玄関組は、2人が北海道と大阪で一人暮らしをするため、夏休みくらいしかレッスンに来られなくなってしまったが、人生は長いからそれでもいいだろう。

 裏口組の“げっちゃん”から「どうして作曲家になろうと思ったんですか?」と聞かれた。「ある日突然、作曲家にならなければならないと天啓を受けたから」と答えた。
 芸術家への道には2つのタイプがある。ひとつはそのようになるべく生まれてきた人たちで、選択の余地はない。英才教育を受けて育ち、非常にレベルが高いことが多い。モーツァルト型。それに対し、人生の途中で目覚め、自分の意思で芸術家を目指すようになったタイプ。わたしは、こちら。
 作曲家なのに聴音が苦手。他人の曲の楽譜など書けなくても、自分の内なる音を記録するのは得意。 眠くなってきたので今日の営業終了。