6月10日(木)

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 今日は午前のレッスン終了後、すぐに気調システム(換気と冷暖房を統合した24時間全館連続空調設備)の点検とメンテナンス。4基ある室内機の点検口の直下のもろもろの物どもを片づけるのに大わらわ。いつの間にか床や空間を物が占領してしまう。もっとも大変だったのがMBR(主寝室)のウォークインクロゼット。そもそもこんなところに点検口があることが妙なのだが、設計時に文句を言わなかったこちらもいけなかったのかも知れない。
 午後いっぱいを使い切って点検とメンテナンス終了。とりあえず機械に問題はなし。あるとすれば、そろそろ寿命が近づいているということくらいだろう。その寿命というのは性能補修部品の保有期間という意味だから少々悔しい。しかし、今日きてくださったパナソニック電工の2人の技術者の方はプロっぽくてカッコよかった。技術を持っている人はカッコいい。
 NHKクローズアップ現代で「はやぶさ」が取り上げられたので、録画してレッスン終了後に視聴。
 2005年のイトカワ接地以来ずっと「はやぶさ」の動向を追ってきたので、13日の帰還は感慨深いものがある。2005年頃には「はやぶさ失敗」という記事やコラムが平然と発表されていたものだ。つくづく人の言葉は信用できないと思う。ましてや、書いている本人が嘘をつこうと思っていないところが怖い。その当時から、はやぶさは失敗していないと主張していたのは松浦晋也さんくらいだったのではないだろうか。
 レオナルドの「事実から学べ」という言葉はいつでもどこでも生きている。
 イオンエンジンという言葉は中学生の頃にはSFの中にしかなかった。当時のSFでは推進剤はほぼセシウムと決まっていたが「はやぶさ」はキセノンだった。「はやぶさ」に用いられたイオンエンジンは海外でも採用されることになるらしい。「はやぶさ」は精密誘導されて、オーストラリアのウーメラ砂漠上空に戻ってきたところで大気圏に再突入して燃え尽きる。小惑星イトカワのサンプルが入っていると思われるケースだけがパラシュートで地上に届く。泣ける話だ。