6月14日(月)関東地方梅雨入り

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 昨日は “たろ” の成人式用の着物に合わせる和装小物類を買うために、市内の呉服店に。我が家は着物には困らないのだ。私の姉にも妹にも娘がいないから、彼女たちの着物は我が家に集まることになる。ありがたいことに良い着物ばかりだ。元・着物職人(本当)の私が言うのだから間違いない。ピアノの譜面台カバーなどは全て私の手縫い。布地の厚みの中に糸を通して外側に糸を出さずに縫う「まつり縫い」だって「かがり縫い」だってお手の物だ。まあ、そんなことは今となってはどうでもよいことだけれど(手間賃もらってもやりませんから頼まないでください)。
 成人式の着物カタログは50通くらい届いただろうか。“たろ” は、それらを見て「そもそも、着たい着物がない」という。しかし、ぽーりん叔母さんの着物は気に入って、着る気になっている。兄2人が成人式に全く興味がなく、出席していないので “たろ” も出席しないのかと思っていたらオーソドックスに和装して出席するというからある意味驚きだ。
 
 今日の午前中は弘美先生のレッスン。彼女は勉強家で、主だった作曲家の生没年などは概ね記憶している。だから音楽史に関わる話はすぐに伝わる。今日は、ソナチネアルバムのフリードリヒ・クーラウ作品について。
 午後のサキちゃん(小6)は、デジタルピアノで練習しているのだけれど、内蔵されているデモ曲(楽譜付き)をよく聴いていて、いろいろな曲に詳しい。1番いい曲は「幻想即興曲」だと言う。実に人気曲だ。ところが、夜のレッスンにやってきた知子さん(主婦)は幻想即興曲と、ウラノメトリア3αの「初めてのピアノソナタ」を弾きたいと言ってくださった。とってもいい人だ。やる気になった。やる気になったので、坂本景子先生に「2台ピアノのためのソナタ」第2楽章の最新版ファイルを送った。100小節目が本当の姿に未だ到達していないという不安があって、納得しきれていないのだけれど、完成度はかなり上がってきていると思う。この3つの楽章は、音楽史に残るほどのレベルになるまで詰めていきたい。同じステージで演奏される他のプログラムが陳腐に聴こえるようになるまで磨き上げる覚悟だ。
 夕方、近所のニトリに行って、レッスン室のクッション類を全て買い替えた。座りごごち抜群。特に超低反発クッションはジワジワと沈む不思議な感触。