6月25日(金)

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 昨夜も明るくなるまで作業してしまったのだが、それはインスピレーションの洪水(女神さまの誕生日プレゼントかも?)に見舞われたからで、それはもう次々と音がやってきて楽譜が面白いように書けた。もちろん、5分に1回「天才だ〜!」と叫ぶオプションも忘れなかった。そのようなわけで2台ピアノソナタの第1楽章も、つい先ほど完成。もちろん傑作(当社比)。
 あとは土日の空き時間を使ってスラーや記号類の位置などを揃えるだけ(それが一番時間がかかるのだけれど)。
 
 今日はroppy先生のレッスン。いよいよツェルニー40番をやっつけにかかる。40番はツェルニーの練習曲集の中でも名曲が多い。ツェルニーはペリオーデについて詳細に言及した数少ない作曲家のひとりで、それを理解せずに演奏するとただの音の羅列になってしまうことが多い。したがって、ツェルニーを「つまらない」という人の中には、ツェルニーの曲ではなく、自分自身の演奏の批判をしている場合が少なからずあることだろう。
 ツェルニー40番に限らず、その曲を弾けることと理解することとの間には大きな違いがある。私自身も作曲者のツェルニーと同じところまで理解はできているとはとても思えないが、きちんと理解できていないことだけは認識しているので、まだ多少なりとも前進できるのではないかと目論んでいる。
 「ツェルニー100番、30番、40番練習曲の全ペリオーデ分析」であるとか、「ル・クーペ全ペリオーデ分析」という楽譜を作ったら世の中の役に立つことだろうが、私にはその余裕がない。せめて、レッスンに通ってくださるレスナーの皆さんに伝えるのが使命だろう。
 
 う〜ん、この数日間やたら強気であることに、たったいま気づいた。