8月8日（日）作曲工房ボストン支部Sさん来宅
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1年ぶりにSさんと再会。午前・午後とレッスン三昧。午前中は勉強、午後はピアノ。Sさんは、たぶん作曲工房関係者で唯一のスタインウェイ・オーナー。それもニューヨーク・スタインウェイ。ハンブルクしか弾いたことがないので、ニューヨーク製も弾いてみたいものだ。
今年も、Sさんの言葉の端々から学ぶことが多かった。重要であると直感したことを記憶に留めておくことは、何より重要だ。それがその人を作る。
夕方から今まで、NHK-FMの「今日はプログレ三昧」を聴いてしまった。プログレッシブロックが最も輝いていた1970年代前半に高校生だったことは幸運だった。おかげで、当時は浴びるようにプログレッシブロックを聴くことができた。毎日タダでFMラジオから流れてきたからだ。現代音楽が閉塞状況を迎えていた当時、その代わりにあらゆる音楽的実験を行ったのはプログレッシブロック・ミュージシャンたちであったと言っても、あながち間違いではないだろう。
今日は知らない曲がたくさん登場して非常に勉強になった。熱烈なファンが未だに多いことも分かり、心強く思えた。なぜならプログレファンなら吉松さんや私の曲の拍子やリズム、転調がスイスイと理解できるはずで、その中には私の作品に共感してくれる人もいることだろう。
知らなかった曲で興味深かったのはマイク・オールドフィールドの「プラチナ（ライブ版）」。
それにしても、山田五郎さんのプログレへの造形の深さには驚いた。彼が西洋美術史について非常に詳しいことは知っていたが、音楽にも深い理解を持っており、羨ましいとさえ思った。
熱帯低気圧情報にあったa低気圧が台風4号 (ディアンムー)となった。先島諸島近くにあり、進路に当たる地域は要警戒だ。
