10月2日(土)塚越クラシックコンサートの夕べ

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 この時刻になって、ようやく少しだけ手が空いたので日記を更新。
 今日はアクロバティックなスケジュール。複雑なので詳細は省かざるを得ないが、午後のレッスンはいつも以上に入念な準備が必要で、良く無事に今日が迎えられたと思うような3時間だった。夕方は遠くへ転居してからは時々しか来ることができないひなのちゃんとちかちゃんのレッスン。レッスン間隔が長いので合格の嵐。
 夕食は、なぜかこういう日に限ってちょっとだけ豪華な時間のかかるメニューを思いついてしまう。無事作り終えたけれど、作った私自身は食べ終わる前に家を出る時刻になってしまった。
 駐車場のない会場なので自転車で。会場は30年前に勤務したことのある中学校のすぐ近く。地理にも詳しいし、なんでもないと思ったのが間違いだった。JR京浜東北線を越える陸橋を登るあたりで、もう息切れ。当たり前だが30年前とは体力が違う。もっと身体を鍛えなければ。
 ようやく到着した会場は、ほとんど満員で凄い熱気。今どきクラシックのコンサートでこんなに熱い聴衆で客席を埋め尽くせるプレイヤーがどのくらいいるのだろうか。地域コミュニティーの力は凄い。客席には市長をはじめ県会議員の方の姿も。前半はピアノとソプラノ。ドビュッシーショパン、そしてリチャード・ロジャーズ(サウンド・オブ・ミュージック)、團伊玖麿。客層に合わせた、実にうまいプログラミング。
 休憩時間に坂本景子先生に声をかけていただいた。今日、コンサート2つ目のハシゴとのこと。明日も2つのコンサートで、おまけに2つ目は私もご一緒させていただくことになっている。彼女は私以上にタイトなスケジュールかも知れない。
 フルートの前田有文子さんとファゴットの松崎義一郎さんによって「アリア」と「コレルリ風に」が演奏され、私は自宅にトンボ帰りしなければならない。ナナちゃんがレッスン室で待っている時刻だ。
 会場を出る直前、ソプラノの方が「ぜひ歌を」と言ってくださったけれど、せっかくのチャンスも少々上(うわ)の空で「はい」などといい加減な返事をしてしまった。ごめんなさい。はい、書きます。
「あと10分で着くからね」
 信号待ちでナナちゃんにメールを入れる。
 レッスン終了後、今度は月曜日のレッスンのための楽譜の編曲。これは、もう1週間前から少しずつやっているものだが、まだ終わらない。明日は午前中からムジカ・ドゥーエの作戦会議、夜はコンサートなので、どうしても今日中に終わらせなければならない。
 おお、日記に時間を費やしてはいられない。
 前田有文子さん、松崎義一郎さん、それから会場においでくださった皆さん、ありがとうございました。
 ではまた明日。