1月21日(金)

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 定期便に詳しく書いたが、昨深夜、大野更紗(おおの・さらさ)さんという方の壮絶な闘病記を読んで人生観に多少の変化が生じるほどの衝撃、あるいは影響を受けた。
 彼女が荻上チキさんと対談した「月刊サイゾー」も買って読んだ。彼女の置かれた状況を思えば、ある程度の健康に恵まれている私にできないことなどなさそうな気がしてくる。
 しかし、さすがに睡眠不足も極限まできたという印象だ。今夜こそ早寝しよう。

 今日の昼はモリアキ翁のリクエストで、蕨駅前にある、昔ながらの駅前食堂という感じの店に「おかめ蕎麦」を食べに行った(私は、せいろ蕎麦)。おかめ蕎麦の正体はトッピング盛りだくさんの温かい蕎麦。モリアキ翁完食。
 箸袋を見てびっくり。創業明治25年蕨駅の営業開始が明治26年だから、それより早い。鉄道建設の人々を客として開業したのかも知れないが、たいした先見の明だ。
 明治25年は1892年。調べてみると、レオンカヴァルロの歌劇「道化師」、ラフマニノフの「前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2」、チャイコフスキーくるみ割り人形」(組曲、および全曲)、ブルックナー交響曲第8番」がそれぞれ初演されている。