4月4日(月)

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 今日は北井佳恵さんのレッスン。テーマはベートーヴェンの「ヴァイオリンソナタ第5番 “春” 第1楽章」。
 私の“ちょこっと神さま”が味方してくれて、たまたまこソナタに詳しくなっている最中だった。ヴァイオリンソナタ、あるいはヴァイオリン協奏曲を書かなければ死ねない、というくらい入れ込んでいるのでYouTubeで名演奏家たちの演奏を聴いても、納得できないものが少なからず見受けられた。そう、今はとても生意気な耳になっているのだ。
 小1の時に、私の北風を気に入ってステージで弾いてくれた、北井先生門下の“あかね”ちゃんが中学生になった、と聞いて時間の早さに驚く。のんびりしてはいられない。それだけ歳をとってしまったのだ。
 
 今日、たまたまYouTube山田太一さんが脚本を書いた「ふぞろいの林檎たち」を見つけて、いくつか観てしまった。このドラマが放映されていた頃、私はとても忙しくてテレビどころではなかったので、後にシナリオで読んだ。だから映像を観たことがなかった。倉本聰さんの「北の国から」も脚本だけで知っている。
 テレビの生活を続けていた頃、図書館で映画やテレビドラマの脚本を借りてきては読んでいた。慣れると、自分が映画監督になったような気分でキャティングや背景、どこでロケをするかなど考えていたりした。
 それで「ふぞろい〜」は、どうだったかというと、これが非常に面白かった。止まらなくなりそうで危なかった。山田太一さんをあらためて天才だと思った。

 ソフトバンク孫正義社長が、東日本大震災義援金として個人で100億円の寄付を申し出たというニュースがあった。さらに、今後受け取るはずの役員報酬の全額も寄付するということだ。歴史に残る話題となるかも知れない。
 香港の映画スター、ジャッキー・チェンさんも全財産260億円を寄付すると表明した。こちらは、日本の震災に全額寄付ということではない。ジャッキーは、息子には財産を残さないと語っている。これもすごい。自分で稼いだほうが人生にはプラスになるけれども、少なからぬ資産家が、いかに多くの財産を息子に相続するかと考えているように思えてならない。
 子どもに残したいのは、自分で人生を切り開いてなんとかやっていく力だ。これが一番難しい。

 今日も、こども2αの「練習の手引き」は進まなかった。インスピレーションの受け入れ準備が足りないのだろう。