4月5日(火)

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 昨日、大事なことを書き忘れた。
 北井音楽教室の発表会は4月10日(日)午後1時45分開演。会場は新宿文化センター小ホール。第1回もこのホールだった。ここに細かく書かないけれど、選曲を見ただけでどれだけ教材の発掘と研究をしているかが分かるようなプログラム。定番のベートーヴェンショパン、あるいは発表会限定のような作曲家の作品もあるにはあるが、ネーフェ、フィビヒ、テレマンレオポルト・モーツァルトメトネルなど実にこまやかな選曲だと感じる。講師とゲストによる演奏も充実している。

 さて今日は、こども2αの「練習の手引き」の原稿書きが進んだので、印刷会社に印刷・製本の予約を入れた。納期に余裕が必要なのは表紙とそのPPマット加工(外注するため)。データ入稿だから、楽譜ページは数日で刷り上がる。
 大量の在庫を抱えるのを覚悟の上で今回は初版1刷200冊を発注予定(第1巻以外は全て初版100冊)。300冊以上だと単価も下がるが、売れなければ結局のところ赤字の構造は一緒なので、これ以上のリスクは背負えない。第1巻を300冊作ったけれど、8年たってもまだ多少の在庫がある状態。それでも第1巻は最も人気があって売れているのだから、他の巻は推して知るべし。ドビュッシーの「アラベスク」の初版400冊でさえ12年間かけてようやく在庫がなくなったということもよく分かる。
 
 人々が原発事故に慣れてしまったような印象があって、少々怖い。「何だか知らないけれど、とりあえず大丈夫」というような感じだろうか。現場の人たちは、まだまだ決死の作業が続いているに違いない。大気中や海洋に放出が続いている放射能は、いずれ私たちの食卓に戻ってくることになるだろう。