5月28日(土)大導寺錬太郎ピアノリサイタル(津田ホール)

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 今日は11月19日初演予定の「ピアノトリオ」の第2楽章にかかり切り。
 途中で、泉に水を汲みに(正確には少し離れたスーパーマーケットに純水を汲みに)行ったりしたものの、それ以外は作業に集中。
 気がつくと、大導寺さんのリサイタルに出かける時刻。
 外は小雨。津田ホールでは、たくさんの人にお会いした。プログラムは以下のとおり。


バッハ / ブソーニ 「シャコンヌ
ドビュッシー「ベルガマスク組曲
ベートーヴェンピアノソナタ第26番“告別”」
依田雅子「時の重さ」
ブラームスピアノソナタ第2番 衛へ短調
アンコール:
ドビュッシー亜麻色の髪の乙女
ショパン「ワルツ第14番 ホ短調 遺作」


 シャコンヌは順当な演奏。ベルガマスクはテンポが速すぎて楽しむ余裕がないくらい。どの曲も、イメージはアレグロであり、アレグロメヌエットは聴く者にとって少々厳しい。ベートーヴェンの「告別」は、今まで何回か聴いた彼の「告別」の中では良いものだった。ここで休憩。
 第2部は依田雅子作曲「時の重さ」。曲は20世紀中葉の前衛音楽を彷彿とさせるもの。そういう意味では少々古色蒼然とした衣に包まれている曲なのだが、演奏は今夜の白眉。彼はこういう曲になると俄然実力を発揮する。
 最後のブラームスの第2ソナタは、作曲者が19歳の頃に若気の至りで書いてしまった曲。前編序奏部といえるほどメロディーに乏しいため、演奏機会が少ない。しかし、技巧的な書法で書かれているので、大導寺さんのようなピアニストの手にかかれば最後まで情熱的な演奏で聴衆を引っぱっていった。


 大急ぎで帰宅。今まで作業をして明日の午前中あたりに脱稿できそうなところまで来た。良い仕上がりになる予感。
 もう少しだけ直してから寝る。


 小出裕章先生が、原発安全神話がどのように形成されていったを分かりやすく解説してくださっている。とくに高速増殖炉の実現の難しさについては、素晴らしい説明だと思う。いままでつぎ込んだ膨大な経費を、教育や福祉にふり向けていたら、日本は全く異なった国になっていた可能性がある。

小出裕章参考人の全身全霊をかけた凄まじい原発批判がわかりやすすぎる!(文字おこし)

 福島原発の事故が終息する気配はなく、事態はますます悪化の一途をたどっているようにしか見えない。

「東京脱出」が現実になる日