5月29日(日)東日本大震災被災地 復興支援チャリティーコンサート “音楽の力を信じて”

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 台風2号が接近しつつある中、午前中は新しい一週間のためのグロッサリー類の買い物に動き回った。
 午後はピアノトリオ第2楽章の詰めの作業と、ナナちゃんのレッスン。ナナちゃん、来週から待望のショパン
 そうこうしているうちに、蕨 “くるる” で行われる蕨市在住の音楽家たちによる大震災復興支援コンサートのソワレ開演時刻の17時が迫る。(ちなみにマチネは14時開演)
 日本一小さい市なのに、蕨市(どちらかというと蕨駅利用区域)にはプロの音楽家が “密かに” 数多く住まっており、今回もそういう皆さんのノーギャラ出演で実現した企画。チケット代は、全額義援金となるという非常に頑張った企画。ホールの使用料も蕨市のとりはからいで無料となったとのこと。
 全13組が5分ほどの短いステージを次々とこなしていく、実に飽きない形式。
 今日の圧巻は東京交響楽団首席フルート奏者の甲藤さちさんの、J.ドンジョン作曲「演奏会エチュードより“エレジー”」(無伴奏フルートのための)。
 もっと東京交響楽団を聴きに行こうと思ったほど。そう言えば、東京交響楽団は「ミューザ川崎」が本拠地。3.11の地震被害でミューザはしばらく使えないが、公演はどこに移動したのだろうか。
 バリトンの野村光洋さん、個性的なバスの高橋雄一郎さんも印象的だった。
 最後の合同演奏を除けば、前田・松崎組が実質的トリとなった。私の「コレルリ風に(1983)」の演奏は、これが2回目(マチネはカウントせずに)。楽屋で長く待たなければならなかったフルートの有文子さんに、演奏開始直後のハイトーンのアタックミスがあったものの無事に演奏を終えた。松崎さんと有文子さん、お疲れさまでした。

 蕨市文化センター “くるる” は今日初めて行ったのだが、キャパは180名。満席(今日の状態)での響きはデッドぎみ。ピアノはC5サイズ。新しいピアノらしく、まだハンマーがなじんでおらず、芯のないウォームなトーン。これから上手に育てなければならないピアノだが、そのような管理が行われるかどうかは不明。

 もう眠くなってきたので早めに切り上げるけれど、先ほど、ピアノトリオ第2楽章を脱稿。明日、浄書の残りを仕上げて完成。とても魅力的な曲になったと思う。
 ファゴットソナタも全5楽章をほぼ書き終えているので、6月からは「ウラノメトリア第2巻β(演奏会用レパートリー集)」の作業に戻れると思う。