5月31日(火)5月尽

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 今日はトリオのパート譜作成に入った。すぐにできるかと思ったのだが、今まででもっとも長く5年半使い倒したPCの調子がイマイチで作業も遅れぎみ(ディスクドライブは1年くらい前から重体だった)。しかし、連日16時間は電源が入っているというへビーな使用環境で、よくぞ動いてくれた。1代前のチタンボディのMacBookPro G4は4年で昇天してしまったように記憶している。
 零細作曲家なのでなかなか買い替えられないが、背に腹は代えられず、ウラノメトリアの売り上げ(本来は次の巻の印刷費として積み立てている)を一時流用して新しいiMacを注文せざるを得なかった。もうすぐ新OSの「Lion」を積んだiMacが売り出されるというのに、ちょっと不運。
 いま使っているiMacIntel Macの発売時期に買ったPowerPC-G5の最終バージョン。遡れば1990年代前半にも、PowerPCに切り替わる直前の68000系のMacを買ったりしているから、新しいものには縁がないのかも知れない。ま、そのうち不便になったらLionを載せればよいだろう。
 それにしても、昔は紙の五線紙だけで作曲家をやっていたのに、今はPCなしでは作業にならない。考えられる最大の原因は「楽譜浄書」だろう。PCとソフトウェアのおかげで自分で楽譜浄書ができるからこそ、安く楽譜を刊行できる。1980年代には楽譜の出版はとても高くついて、64ページ程度のピアノ曲集でも200万円くらいは必要だったはずだ。それが今では10分の1、場合によってはそれ以下だ。これは自分で浄書して、編集・割り付けまでやってしまうからこそなせる技だ。
 そういえば、今日読んだニュース(40〜50代男女へのアンケート調査結果)に「夫に足りないもの」の第1位というものがあって、それは「収入」だった。また、家庭の問題の第1位は「息子の就職」。
 な〜んだ、みんなそうだったのか、などと安心したりして(ぜんぜん安心できない!)。

 
 2001年の「東電のトラブル隠し」という報道番組。東電の体質というよりは、日本の体質かも知れない。

Kei Sugaoka the GE/Tepco Whistleblower 東電のトラブル隠し