8月12日(金)

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 今日は、所属している埼玉新演奏家連盟の会合に参加。某音楽ホールがあるビルの13Fにある中華の老舗。
 音楽を生業(なりわい)とする人たちが集まると、昔はちょっと変わった雰囲気があったものだが、今はそんな印象も薄らいでいる。街ですれ違っても若い彼女たちが音楽家であると分かる人は少ないだろう。かくいう私も作曲家には見えないと思う。これは良い傾向だ。普通に見える人が目の前で「スカルボ」を弾くのは、か弱そうに見える女の子が空手2段だったというのと同じくらいカッコいい。
 ちょうど開始時刻くらいに行ったので空いている席に座った。(近い年齢だからか)同じ高校の卒業生3人が並んだ。私が15期、音楽評論家の国土順一氏が16期、ソプラノの、・・あ、女性の年齢は書くべきではないからS女史が17期。そして偶然のおまけがあって、料理を運んできてくれた素敵なウェイトレスが国土氏の大学の教え子(現在3年生)で、たまたまこの店でアルバイトをしている人だった。そして我々と同じ高校の卒業生。同窓生が4人も集まった。
 今日も私がぎりぎり最年長だったので、乾杯の音頭をとらされた。「スフィンクスに乾杯」と言うはずだったけれど、そんな時に今日のメニューがエビチリソースだったことを思い出して、頭が第9地区(エビ型エイリアンの出てくる映画)になってしまって、訳の分からないものに乾杯してしまった。この次はトトメス3世に乾杯しよう。
 と書いたところでメールが着信。開いてみたら日曜日のレッスン予約の時刻確認。
北戸田駅には××時30分に到着、せんせいが以前、出没するかもしれないと仰っていたスフィンクスに出くわして新しい問題を出されたりしない限り・・・・」
 何というシンクロニシティだ。きっと日曜日には本当にスフィンクスが現れて、彼女に新しい問題を出して困らせるに違いない。その答えは、おそらく「質量は変わるかも知れないし、変わらないかも知れない」だ。
 そうそう。この彼女から、廃盤になって久しいアンリ・トマジの「12のコルシカの歌」のCDがアマゾン・マーケットプレイスに出品されている、という情報を得て、すぐに注文した。最後の1枚。6500円は痛かったけれど、その昔LPで聴き込んだお気に入りの1枚なので、仮に6510円だったとしても買ってしまったかも知れない(!)。さて、この6500円を何を節約して捻出したものだろうか。

 今日からお盆休みのカミさんが映画「ハリポタ」の最終話を見てきた。どうせ私は見に行かないだろうかと、結末をぺらぺらと。まあ、いいけれど今度は何かの映画の結末をしゃべってやる。「Sweet November」か「眼下の敵」にしよう。