10月20日(木)ウラノメトリア第2巻β納品

210492

 今日午後遅く、印刷会社から「予定より早く出来上がりました」という連絡。入稿が遅れたにも関わらず5日も早い納品となった。今までの大量の在庫に加えて新たな200冊の在庫増はスペース的に厳しいものがある。これが半減するには、また数年かかることだろう。
 第2巻α(メソード)は、当初100ページに達するかというボリュームだったため、原稿を64ページに収まるように減らしたのだが、その結果、技術的進度が急坂を描いて難しくなるという欠点がある。第2巻βにはそれを補う平易な曲が多く収録されているので、αと併用すると無理なくレッスンを進めることができるだろう。
 ウラノメトリアはどれもそうだけれど、特に2βは気に入っている曲ばかりだ。強いて1曲を挙げるとするならば「森に月が沈む時」だろうか。
 今日はアリア(1976)の新しい編曲版を書いていたけれど、明日は第4巻の編集にかかりきりになりそうな予感。それもαとβの編集を同時進行して、お互いをうまく補完しあうような関係にまとめあげたい。予算的に両方同時は無理なので、来年春に4α、秋に4βというスケジュールが妥当だろう。
 とうとう「トッカータ(おそらく改名することになる)」や「きつね」が収録曲となる時がやってきたことになる。4巻にはδ(デルタ:音楽理論編)も加わる予定。ソナタ形式を時系列構造だけで語ることが、いかに的外れであるかなどを分かりやすく解説したいと思っている。K.545第1楽章の徹底したアナリーゼを披露したいものだ。



広瀬隆氏による講演。小さな会場で行われた講演であっても、世界中の人が聞くことができる時代が到来したことの素晴らしさは、視聴する人がいなければ活かすことができない。長いけれど、時間を作ってぜひご覧いただきたい。

広瀬隆講演会「リニア新幹線と原発」前編(1時間20分)

広瀬隆講演会「リニア新幹線と原発」後編1(1時間40分)