10月21日(金)

210802

 モリアキ翁が果物や野菜に詳しい理由がようやく判明した。彼の愛読書に「さくもつ紳士録」(中公新書 初版1974年)があったのだ。
 食後に梨を剥いて出すと、当然のことながら梨の話題になる。子ども時代の思い出は、今は見ることのない長十郎だが、モリアキ翁は長十郎の原産地が川崎だと言った。「さくもつ紳士録」を読んでみたら、本当に神奈川県川崎市(当時は神奈川県橘樹郡大師河原村出来野)で明治26年9月ころに実苗種として発見されたとある。92歳にして、凄い記憶保持力だと思う。
 今日は、珍しく自伝の筆が進んでいた。内容を尋ねると、小学校4年生の頃の思い出を書いているということだった。ますます凄い。私は自分の小4の時のことを思い出そうとしたが、具体的なことはほとんど覚えていない。これはマズい。
 ヴォーン=ウィリアムズのように80歳を過ぎて、なお交響曲の新作を書くような人生を送りたいと思っているが、とても無理ということか。



>「リビングサイエンスアーカイブス」というサイトの記事から

低線量放射線被曝のリスクを見直す