10月23日(日)

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 いきなりだけれどTPPへの参加には断固反対だ。
 国際条約は国内法に優先するわけだから、TPPのように広い範囲にわたって結ばれる条約は危険極まりない。アメリカのサブプライムローンと似たようなことだ。サブプライムローンは、リスク分散どころかリスク隠しだった。
 次の話題。昨日の南太平洋ケルマデック諸島のM7.4の地震に続いて、今日23日19時41分頃にトルコでM7.2(気象庁の速報値はM7.4)の地震が発生した。日本も、いまだ東北沖大地震の最大余震が発生していないとすると、警戒しなければならないだろう。
 トルコはユーラシアプレート、アラビア・プレート、アフリカ・プレート、アナトリア・プレートがせめぎ合う場所にあり、日本と並ぶ地震頻発国である。歴史的な大地震も数多く記録に残っている。そんな地震国に日本は原発を輸出しようとしている。困ったことだ。
 
 今月(2011年10月)末までに、世界人口が70億人を超えると推定されている。将来どこまで増えるかを、食料で試算することが多いが、実際には真水の量が人口を制限するのではないだろうか。

人口をリアルタイムで推定表示するサイト

 自然エネルギーの占める割合が増えれば増えるほど、化石燃料は使いにくいものとなる。原油の精製設備もガソリンの配送もガソリンスタンドの経営も、膨大な流通量があるからこそ成り立つのであって、需要が減ればたちまち原価が上昇して流通が不可能になる。そういう時代には、ガソリンよりも真水のほうが重要になってくる。現在、世界の森林はどんどん減りつつあるが、真水の重要性に気づけば世界中が植林政策を始めることだろう。再び地球上には森が広がるようになるはずだ。
 海水を真水に変えるにもエネルギーが必要なので、結局、自然界(それも陸上)に存在できる真水の量を最大にしたところで、地球人の人口増は止まることになる。しかし、それは理想的な条件での話であって、原子力事故、病原性ウィルス、自然災害、太陽活動の変動による異常気象(冷害・飢饉)など、どれかが起これば、人類はそれらに翻弄されるに違いない。人類には常に試練が待っているのだ。経済を回すとか景気回復とか、そんなことを言う前に、私たちは身の丈にあった(持続可能な)生活を確立すべきだろう。

 今日は急に時間ができたので、ウラノメトリアブログを整理した。その結果、まだ音源は少ないけれどウラノメトリア2βの目次から試聴曲を選べるようになった。試聴曲は徐々に増やす予定(まず、ピアノを調律しなければ)。
 曲名がオレンジ色のものは視聴可能。

ウラノメトリア2β目次