12月12日(月)

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 生活時間を早めるはずが、とうとう今朝は本当に就寝が午前5時になってしまった。
 もっとも今日は眠れなかったのではなく、モリアキ翁の寝息を確かめていたと言ったほうが正確。90歳を過ぎたら、何もなくとも朝、目が覚めなかったということはあり得るわけで、気が気ではない。
 ナポレオンは睡眠時間が3時間だったそうだが、彼もなんらかの睡眠障害であったことだろう。毎日3時間睡眠は厳しいが、週に1,2回ならなんとかなる(なっている)。
 モリアキ翁は、今朝無事に目覚めて一安心。鼻水が出るものの、それ以外は大丈夫と本人は言っていた。明日は定期通院に行く予定なので、あとは主治医のアドバイスに従うことにする。
 
 話題は作曲に変わるが、作曲に必要なのは「ひたむきさ」であり、信仰心にも似た「結果を信じる心」だと思う。そのような気持ちが萎えた時、作曲する者としての使命を終える。精神力を支えるのは体力。カミさんは、いつでも「クリエイターは、アイディアが無い時には体力を蓄えなくちゃ」と主張している。そのとおりだと思う。
 カミさんから聞いた話だが、“たろ” が「画家やピアニストが呆けないのは、手指を動かしているからでなく、脳を使っているから」と言っていたそうだ。それは、きっとそうに違いない。ヴォーン=ウィリアムズのように80歳を過ぎてから、なお交響曲に挑むような精神は思考の継続から生まれたものだろう。
 

NHKETV特集。大震災発掘第1回「埋もれた警告」の前後編動画。長いけれど、なんとか時間を作って視聴していただきたい。地震学者が国会で証言しても、国会議員がそれを聞いただけで理解できるわけがない。本当のことが分かるには多くの時間と高い能力が必要だ。国の行く末を決定する人は、未来を見誤った時には罰を受けるくらいの覚悟が必要だ。

大震災発掘1前編
大震災発掘1後編