3月4日(日)劇団四季「美女と野獣」
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今日は大井町にある劇団四季のシアター “夏” で「美女と野獣」を観劇。一度観てみたいと思いながらなかなか果たせなかったのだが、ウラノメトリアの装丁をお願いしている“うしお”さんのセッティングでようやく実現。カミさんと3人で出かけた。
東京都内だけでも劇団四季の専用劇場が5館あり、浜松町に「春(1255席)」と「秋(907席)」、「自由劇場(500席)」、汐留に「電通四季劇場 “海”(1216席)」、そして今日出かけた大井町の「夏(1216席)」。
何から書けばよいのか見当もつかないくらい情報量の多いステージだった。場面の転換は魔法のように素早く行われ、立体の背景構造物が次々に現れる。広場かと思えば森の中、そこから城の中へと自在に変化する。ライティングも、炎(実際の炎)や花火なども効果的に使われて、舞台装置は初めて見る私の想像を超えるものだった。
俳優全員が、当たり前だけれどプロフェッショナルで、演技も歌も、特に群舞のシーンはトレーニングが行き届いていることに感心しきり。
キャストは配役ひとつに5人も割り当てられていてその層の厚さに驚き、さらにこのような公演が日本中の9劇場で通年おこなわれているということにも驚くのだった。
この公演に投入されたエネルギーは、いったいどれだけの量になるのだろうか。
もちろん、クラシックのオペラ公演もオーケストラの演奏会も大変なエネルギーが投入されていることは知っている。しかし、劇団四季がそれらのライバルとして非常に手強い相手であることは間違いないだろう。
集客力の高さも特筆すべきことだろう。
この次は東京宝塚劇場へ行く必要があるかも知れない。
生身の人間が目の前で演技をするタイプのエンターテインメントは、テレビやネット、ビデオなどとは一線を画すものだ。
落語などの話芸、講演のような教養系、クラシック・ポピュラー・伝統芸能を問わず音楽ライブ、伝統芸能を含む演劇系、サーカスやマジックなどのショー、そしてスポーツ観戦。これらの魅力を知っている人はテレビやネット配信では物足りないはずだ。
今日は、(激しく)やる気に火がついた。聴いた人が誰も “沸騰” してしまうような曲を書きたいものだ。
昨夜もヘレン・メリルにやられて明け方まで眠りそびれたので、今日は四季劇場で眠ってしまうかと思ったのに、瞬きするのも惜しいくらいだった。今夜はクールダウンできるだろうか。瞑想しかない。