2月14日(火)

247590

 昨日瞑想の本が届いたので、さっそく読んだ。面白くて夜明け近くまで読んでしまった。
 非常に合理的で科学的な説明。マントラを唱えるなどというと神秘的だが、雑念を振り払う効果は抜群。
 姿勢そのものが素晴らしい。結跏趺坐(けっかふざ:座禅の時の姿勢)でなくともよいのだが、重力的なバランスがとれた姿勢でなければならない。なぜなら、瞑想状態に入って脱力しても傾いたりしないようにだ。これだけで数年の修行が必要かも知れないが、その大切さは初回の瞑想から体験できた。
 結印という“お約束”もあって、親指と人差指で輪を作る例のアレだが、これは眠ってしまわないためのおまじないのようなものだ。姿勢のバランスを取るのにも役立つ。
 というわけで、昼食後にキッチンタイマーで15分を計りながら、覚えたての瞑想(まだ “ごっこ” 状態)をしてみた。
 前屈状態から起身して脊椎を感じながら前後のバランスを取るということが、まず難しいのだが、左右のバランスをとる整芯はもっと難しい。このまま脱力してしまったらひっくり返ってしまうかも知れないと思いつつ、瞑想に入る。
 静かなはずのリビングが、実は騒音に満ちていることに気づく。外をクルマが通る。いかんいかん、そんなことを考えてはいかん。という時にはマントラを唱える。
「オーン・ナーム・スバーハー・・・・」
 おお、見事に雑念が去る。いや、いかんいかん。そんなことに喜んでいたらいかん。何も考えてはいけないのだ。
「オーン・ナーム・スバーハー・・・・」
 というわけで、初回は雑念を払拭するためのマントラに囚われて15分間が過ぎた。
 
 それでも目を開けてみると、なんだか身体が休まったような気分になった。
 ウォーキングとストレッチも続けているので、これでメニューが3つ。いや4つだ。一日一回、床と勝負するのだ。腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットを1セットこなしている。これできっと素晴らしい曲が書けるはず(本当に期待している)。

 今日はカミさんからチョコレートの代わりにチーズをもらった。なんという事だ。昨日「交響曲を書くまで酒は呑まん」と決めたばかりだ。一口食べてみたら、これがまた美味い。酒だ、酒(実は、とっておきのブランデーがある)。しかし、昨日決めたばかり。そんなに簡単に自分自身の株を下げたくないので我慢した。自家製ラスクに載せてモフモフと食べた。

 そういえば今日の午後、茨城沖を震源とする、大地震の前震のような2連続地震があった。本当に強い地震が発生したら、最悪の場合(福島第1原発が倒壊などで)関東地方全域が避難区域となる可能性も否定できない。明日はバックパックひとつに収まるだけの真の必需需品をチェックすることにしよう。備えあれば憂いなし。