3月26日(月)

263976

 今日の午前中は “たろ” のスーツを買いに行った。スーツはもちろん、靴でもバッグでも何から何まで安くてびっくりだった。男性用も安くなっているのだろうが、女性用衣料はもっと安い印象。アパレルメーカーは厳しい経営を強いられているのだろう。
 そういえば、今日郵送されてきた売り出しの案内でも薄型テレビやエアコンの安さを見て心配になったのだった。我が家のテレビはまだブラウン管で、安くなった薄型テレビでさえ買える状況にはなく、心配などしている余裕などないのだが、それでも心配になる安さなのだった。家電業界も厳しい経営が続いていることが察せられる。
 いま進行しているグローバル化というのは、世界中の人件費が均一化するまで続く、たとえるならば “エントロピーの増大” のようなことなのかも知れない。
 
 夜10時ころには寝てしまうカミさんから「2時までに寝るとか日記に書いているんだったらちゃんと寝なさいよね」と、きつく言われてしまった。
 任天堂DSの「歩いて分かる生活リズムDS」で、データを共有しているために、毎晩午前3時から4時くらいまでの間に「エア・ウォーキング」していることがバレバレなのだった。春は花粉が飛んでいるので、リアル・ウォーキングは厳しく、それを補うために部屋の中で一辺が1mほどの四角い枠の角を「左上→右上→左下→右下→左上」というようにステップして歩数を稼ぐとともに、入眠前の儀式としてなかなか気に入っている。30分で2000歩くらいのカウントで、おまけに疲れて眠りたくなる。

 毎日があまりに速く過ぎ去っていくので、これも大問題だ。作曲のスピードアップは無理としても、家事などのルーティンワークは更なる合理化を図る必要がある。


>福島2号機には毎時9トンもの注水が行われているにもかかわらず、格納容器内の水位がわずか60cmしかないというニュース。そんなことは誰もが予想していたに違いないが、東電が確認して認めたことは大きな進歩だ。4号機使用済み燃料プールの耐震化工事も急いで欲しい。家を捨てる覚悟などとっくにできているが、モリアキ翁を連れて山越えして日本海側まで安全に避難する自信はない。

2号機水位、わずか60センチ 福島原発内視鏡調査、容器損傷か


 

3月25日(日)

263586

 少し前にNHK浦和FMで若い女性アナウンサーが「アイネ・クライネ・ナハムジトーク」と言っていた。音楽ファンにとっては当たり前の言葉でも、誰もが知っている言葉であるとは限らない(かなり有名な曲だとは思うけれど)。アナウンサーであればなおさら「◯◯トーク」というトーク番組風の名前のほうが馴染みがあるのだろう。アナウンサーが間違えてよいというわけではないが、知らないこともあるということはあり得るということだ。
 クラシックオタクの人と話をすると、私などよりもクラシック事情全般に詳しかったりするのと似ているだろう。
 クリエイターにとって重要なのは、どうすれば良いのかが分かるということだ。ヒントは、過去の天才たちがなにをしてきたかというところにある。ベートーヴェンの凄さは、モーツァルトが何を重要であると考えていたかを楽譜から読み取ったことだろう。
 今日は数学者のM先生のレッスン。時々しか来られないので、なかなか伝えきれない部分があるのだが、それは彼の高い能力でカバーしてもらうことに。人類が積み上げてきた音楽遺産が教科書だ。

 あっという間に4月が近づいてきた。どんどん作曲しないと1βの刊行は遅れるばかりだが、妥協点が上がったのか、力が落ちてきたのか、納得できるアイディアが足りない。
 

 

3月24日(土)

263175

 今日の午後、微調整をして、ようやくC1の調律が安定。
 どうでもよい話だが、ワイヤレスマウス用にエボルタ(パナソニック)とエネループ(サンヨー)の2タイプのニッケル水素充電池を使っている。どちらが優れているかは、マウスで使う限り使用感に差がないので分からないが、エネループは継ぎ足し充電が可能なので過放電する前に充電したほうが寿命が長いことを知った。どちらにせよ、バッテリー残量が10%を切るとmacが警告を発してくるので、その時点で充電すればよいだけのことだ。
 これら充電池の性能は一昔前と比較して、電池容量も自己放電の少なさも隔世の感がある。充電回数も1500回などとなっていて、使い捨てのアルカリ1次電池を買う気がしなくなるほどコストパフォーマンスが高い(経済的)。

 早く寝られる時は早く寝る。
 では、お休みなさい。



酒類からは放射性物質が検出されないという記事。ひょっとすると、除染に関係する技術的なヒントが隠れているのかもしれない。

酒類を放射性検査から除外 EU、日本食品輸入規制で

3月23日(金)

262773

 今日の午前中はC3を調律。昼食までには終わらなかったけれど、なんとか使える状態に。
 午後にはフルートソナタ初演の際にピアノを弾いてくださった尾崎知子さん来宅。お弟子さんが発表会でウラノメトリアの曲を演奏してくださるということで、一緒に弾かせていただいた。曲が広まるのは本当にありがたいことだ。
 あっという間に時間は過ぎて、水汲みと買い出し。今日は無性に海老が食べたくて、たっぷり買い込んでしまった。家事は楽ではないけれど、メニューの決定権があるというのは良いことだ。
 ひとつ残念だったのは、R-1ヨーグルトが再び品切れになっていたこと。モリアキ翁からの評判も上々だったのに、またしばらく待たなければならないかもしれない。

 ところで、昨日気づいたことなのだが、瞑想時には花粉症の症状が収まる。以前、ラジオで女性ピアニストが本番の時には花粉症の症状が止まると言っていたことを思い出す。きっとそうなのだろう。
 昨夜、眠る前に録画してあった放送大学の「宇宙論」の講義を視聴したのだが、面白くて止まらなくなり、気づいたら4時半。夏だったらもう日が昇っているところだ。まったく間抜けな話だけれど、これは不眠症とは関係ない。迂闊なだけだ。
 今日こそ早く寝る。
 では、お休みなさい。


>この動画がCGでないとしたら素晴らしい。

Flying like a bird | part 14/14


 

3月22日(木)

262407


 今日最大のイベントはC1の調律。平均律の割付はうまくいったと思う。ユニゾンはまだ安定していないけれど、明日の午前中に微調整すれば気持ちのよいピアノになることだろう。C3も調律が必要。
 行きつけのGS(ガス・ステーション)からガソリン値上げのメールが一週間に2度も届いた。イランへの経済制裁と微妙な円安が響いているのだろう。マス・メディアは円高でも円安でも同じように大変だと騒ぐ。

 話題は飛ぶが、切り餅業界ではシェアトップの「サトウの切り餅 パリッとスリット」など5製品が知的財産権を侵害したという理由で製造禁止命令を受けた。訴えたのは業界2位の越後製菓。損害賠償額は8億円。サトウ食品工業は製造装置の廃棄も命じられている。
 知的財産権(もちろん音楽著作権をも含めて)を守るという問題は実に難しい。楽譜の違法コピーなどは、ほとんど罪の意識もなく当たり前のように行われているし(著作権者の許可があれば違法ではない)、録音された著作物も違法コピーされまくっている。夜に広まるという宣伝効果もあるにはあるのだが、音楽で生計を立てようと思うと困った問題となる。
 書店は1割の本を万引きされると倒産すると言われているけれど、音楽に関しては現実の被害は1割では済まないだろう。裏返して言うと、プロとしてやっていける力がありながら、正当な報酬が得られず、デビュー前に「倒産」している人たちがいるに違いないと想像できるということだ。
 ついでに、ちょっとだけ書いておくと、著作権著作権料はかなり違う。
 作曲すると、その場で著作権が生じる。これは誰が書いても同じ。しかし、その音楽に対して著作権使用料を支払おうという人(CDや楽譜を購入したり、有料の演奏会でその作品を演奏しようという人)が現れるまで、著作権料は発生しない。つまり、商品価値がないと、いくら著作権者であっても決して収入にはならないということ。
 演奏者にも著作隣接権があって、その演奏が録音された時点で権利が発生。これも著作権同様に、対価を支払おうという人が現れるまで著作隣接権料は生じない。ちなみに、生演奏の時には出演料や演奏料収入となる。
 

3月21日(水)

261996

 早起きしてゴミ出しから一日が始まったのに、あっという間に夜になってしまった。
 レッスンとモリアキ翁の定期通院の付き添い、日常の家事と水汲み、そしてグロッサリー類の買い出し。
 モリアキ翁の毎日の早朝血圧が高いので、明日は毎正時に血圧を測定して日周変化を調べてみることになった。モリアキ翁もやる気なので正確な測定(測定間隔の正確さ)が期待できる。
 内科クリニックで受診の順番待ちをしている時に「暮らし上手の朝支度」という、たぶん女性向けのムックを読んだ。生活を楽しむ、あるいは、まさにタイトルどおり上手に暮らすという意味が伝わってくるような内容。ちょっと羨ましかったけれど、自分で実行するのは無理っぽい。残念。
 帰宅すると、哲学者(本人はそのようには名乗っていない)池田晶子さんの「暮らしの哲学」が届いていた。2007年に46歳の若さで亡くなってしまった人だ。まさか、そんなに若くして死ぬとは思っていなかっただろうけれど、著書を読むと充分に生きて考えた人だと感じる。
 それに比べて私はどうだろう。彼女よりも長く生きているのに作品もまだまだ中途半端ではないか。そういえば、今日、いきなり弦楽四重奏曲に使えそうなアイディアが湧いて出た。ひょっとすると他の楽器のソナタに使うことになるかもしれないが、作品として結実する可能性の高いモチーフだと直感した。わくわく。
 で、元に戻る。中途半端なことなどしている暇はない。人生は歎異抄のとおり。少し先のことだって不確かなのだ。今夜はぐっすり眠って(神さま、眠れますように!)、良いコンディションで明日を迎えて、為すべきことを為す。

3月20日(火)春分の日

261667


 午前中のレッスンを終えてから、午後はモリアキ翁の寝室と仏壇にブロワをかけて、埃という埃をすべて吹き飛ばした。その後、モリアキ翁の羽毛布団を布団乾燥機でフワフワにして作業終了。
 夕方から、水汲みと近所のイオンで買い物。火曜市と“お客様感謝デー”と休日が重なって、レジは大混雑。全品5%引きとあって客単価も高く、20分待ちというところ。今日のイオンは大繁盛だったことだろう。
 というわけで、夜のレッスンが通常どおりあったので、ちょこっと作業しただけで、こんな時刻に。
 昨夜は、カミさんが夢見が悪くて夜中の2時と4時に2回も目覚めてしまったそうだ。4時に起きた時にも私はまだ起きていたそうで(私自身は、もっと早く寝たと思っていた)、そもそも3時前に眠るにはどのように行動すればよいのか分からない(にもかかわらず、2時までに寝ると決めている)。
 明日のゴミ出しに遅れるわけにはいかないので、目覚ましと携帯のアラームで確実に起きなければ。
 昨日・今日と瞑想をしなかった(できなかった)。明日は必ず取り組まなければ。